本日、第70回税理士試験の合格発表が行われ、合格者氏名が官報で公表されました。
最近はあまり合格発表を見ていなかったのですが、今仕事をお願いしている税理士法人の担当の若い方が残り1科目とお聞きしていたので、仕事の合間にネット官報を覗いてみました。
(税理士試験は最終的に5科目合格すればOKで、何科目ずつ受験しても良い仕組みです)

その方は無事合格されていたのですが、そのまま大阪エリアの合格者名を見ていると、どこかで見た名前を発見。
なんと、15年前に神戸の会計事務所で一緒に働いていた同僚が見事合格していました。

その同僚は私より2~3歳年下なのですが、15年前の時点で既に5科目中4科目を合格しておりました。
その後お互い職場が変わってからも毎年期待して合格発表を見ていたのですが、官報にはなかなか名前が載らず・・・。

5年10年と経つうちに付き合いも無くなり、年齢的なものもあって、税理士は諦めちゃったのかなあー、と思っていただけに驚きとともに自分の事のように嬉しかったですね。
早速電話をして久々に話をしたのですが、彼は結局23年かかって5科目合格をしたとの事で、しかも最後の1科目に15年以上かかっている訳で、諦めなかった根性は凄いとしか言いようがないです。

税理士試験は頑張り続ければいつか必ず通る試験(暗記の積み重ねタイプの試験なので)と言われますが、23年も努力し続けた彼には感服いたします。
お母さんも年をとって体調が悪いらしく、“生きているうちに親孝行出来て良かった”とつぶやくのを聞くと泣けました・・・。

今回残念ながら結果の出なかった受験生の方も多いと思いますが、本当に綺麗事ではなく、諦めなければ合格できる種類の試験ですので、来年もまた頑張って欲しいと思います。
AI時代には要らなくなる職業!とか言われておりますが、どんな仕事もその可能性はある訳で、結局本人次第、税理士って良い仕事ですよ!