今週になって突然、衆議院の解散総選挙が行われるという話が既成事実になってしまいました。
まだ決まったわけではありませんが、どうやら来年10月に予定されていた消費税の10%引き上げも、1年半ほど延期されるようです。

先月、国税庁からは消費税10%引き上げに関するパンフレットまででており、確実に来年10月から上がると思っていたので、本当にビックリ仰天です。
http://www.nta.go.jp/shiraberu/ippanjoho/pamph/shohi/kaisei/pdf/201410.pdf

こんなパンフレットまで作って準備を進めていたくらいですから、関係各所にとっては寝耳に水って感じでしょう。
確かに、2年前、民主、自民、公明の3党合意で消費税の引き上げを決めた際、一応、“景気に配慮する”、という文言がありました。

配慮するとはいうものの、まさか本当に配慮して延期してしまうなんて・・・、いやあ驚きです。
それくらい、今年度の上半期の経済情勢は悪かったという事かもしれませんが、10%増税を決めちゃった2年前、震災の打撃や異常な円高でヘロヘロな経済状況だった民主党政権時代を思い起こせば、今のほうがまだマシかもしれません。

消費税を5%も上げたら腰砕けになるに決まってるあの経済環境の中で上げる決断をしちゃった訳で、それを今更、経済情勢が悪いから延期しますだなんてねえ・・・。
いや、増税延期に反対してるんじゃないですよ。

反対どころか、我が家の家計的にはベリーウエルカムでございますよ。
ただただ、税制って本当に政治のオモチャだなあと、思った次第です。