鬼滅の刃の映画版などを手がけたアニメ制作会社“ユーフォーテーブル”とその社長である近藤氏に対し、法人税法違反、つまり脱税の罪で有罪判決が出ました。
ヤフーニュース等によると、東京国税局査察部が近藤社長の自宅を調査したところ、現金3億6000万円が発見されたそうです。

鬼滅の刃が大ヒットしましたので“さぞかしそれで儲かっていたんだろうなあ”と皆さん思ったでしょうが、タイミング的には完全にその前の話です。
2019年3月に査察が入ったそうなので、鬼滅の刃のテレビ放送開始の2019年4月より前ですし、映画の無限列車公開の2020年10月よりははるか前、この時点で既に自宅に現金3億6000万円貯めれるくらい儲けていたんですねえ。

“アニメ制作なんて儲からない”、“好きなものに対する情熱だけでやっている”、というクリエイターの方々の話はよく話題になりますが、自宅に現金3億6000万円貯められる位儲かるって・・・。
例の日大のドンを超えてますやん・・・。

いや日大のドンはワイロを貯めていたので、この社長のように純粋に儲けて(税金払って無かったけど)3億6000万円って、お金儲けの能力的に言えば凄すぎるなあという感じです。
ただ、そのお金の出どころ聞くと、アニメの制作自体で儲けていた訳ではないようです。

この会社はアニメの制作と並行して、その作品がらみの飲食店やグッズの販売等を手広くやっており、その現金売上をごまかして貯めていたとか。
現金売上についてレジを通さなかったり、レジ自体を細工するというのはじつに古典的な脱税で、アニメ制作そのものではなく飲食や物販で思いっきり儲けて、思いっきり脱税してたんですね。

まあ脱税は悪い事ですが、やり方次第ではアニメの制作会社もぼろ儲けできる事を証明してくれた訳で、若いアニメーターにとっては夢のある話かもしれません。
自宅に現金3億6000万円って相当悪い政治家でもなかなか無い金額だと思いますので、一民間企業の社長が貯め込んだその金額の大きさに本当に驚かされました。