今週の19日以降、ソフトバンクの料金体系が“こっそり”値上げ(改訂?)されました。
端末を購入後の2年間に毎月の利用料から一定額の値引きをする“月月割”という割引の対象から、基本使用料が除かれたというものです。

かなり影響の大きな料金体系の変更なのに正式な事前アナウンスは一切無しで、ホームページの月月割の細かい説明が19日になって突然変わっておりました。
ソフトバンク利用者以外の方には大変分かりにくい話かと思いますが、携帯の利用頻度の少ない人には毎月基本料分の値上げになる可能性があります。

既存の契約には影響しないとの話(本当かな・・・)ですが、既存のユーザーにとっても将来の機種変更の場合には当然考慮すべき話となります。
今回の値上げ自体は、営利企業としての戦略変更という事でとやかく言う話ではありません。

気に入らなければ、ドコモやauへ変われば良いだけです。
ただその値上げのやり方が、上場企業としてはあまりに“こっそり”すぎると個人的に思います。

新規にソフトバンクユーザーになって2年がたち、そろそろ機種変更を検討中の方が多い現在の状況を考えると、なおさら企業としての誠実性を疑います。
実は今まで、ソフトバンクの携帯電話には、購入時に一括で一定額(数千円から2万円程度)を支払うと、2年間は毎月の支払額が最低8円で携帯電話を持てるというケースがありました。

いわゆる8円携帯というもので、これはさすがに儲からないと言う事で今回の改訂になったようです。
確かに2年間という縛りがあるとはいえ、毎月の支払額が8円で済むというのは安すぎました。

おかげで、一人で何回線も新規契約して、新規契約キャンペーンの“ごほうび”である商品券やキャッシュバックを大量に取得する人まで現れていたようです。
そのような背景や一回線あたりの平均使用料が他社に比べて安いという現状を考えると、今回の値上げ自体は仕方ないのかもしれません。

でも2000万回線もの既存の契約数を考えると、こんな“こっそり”ではなく、きっちりと発表すべきだったのではないでしょうか。
ソフトバンクユーザーとして今まで十分に満足していた私ですが、今回の改訂のやり方はちょっとヒドイなあと感じた次第です。