来年度の税制改正論議が佳境を迎えていますが、今回の目玉の一つは、年収の壁がどこまで引き上げられるかという点です。
昨年、自民党と国民民主党の間で178万円を目指す!という合意があったものの、結局“所得税の壁だけ”160万円まで引き上げるという中途半端な結果になりました。

今まで所得税の壁は103万円でしたので一気に57万円上がったように感じますが、住民税の壁(110万)や社会保険の壁(106万又は130万円)がほとんど変わりませんでしたので、パートさん方にとっては一定の効果しかありませんでした。
今回もある程度引き上げる事自体は既定路線のようで、今朝の新聞等では160万円を168万円にする!と記載があったり、先程のネットニュースでは178万円にする!、というものもありました。

ただ引上げ幅もさることながら、“所得税の壁だけ”引き上げるのか、住民税や社会保険料の壁も動かしていくのか、その点が非常に大切です。
金額的には社会保険料の壁が一番重要だと思うのですが、社会保険改革は影響が非常に大きいので、残念ながら年末までに結論は出ないでしょう。

その点、住民税は税制改正の範疇の話ですので、今年こそは“住民税の壁”も引き上げて、所得税と住民税で基礎控除額が全然違うという“いびつな状況”をなんとかして欲しいものです。
今年の4月に“年収の壁が160万円になった!”と報道されたせいで、住民税の壁も160万円になったと誤解して、知らぬ間に今年住民税の壁を超えてしまったパートさん方も結構おられるように思います。

令和8年5月頃になって、市役所から住民税の納付書が配達されてビックリ仰天!という状況にならない事を危惧しております。