今週、いわゆる年収の壁が少し引き上げられ、現在の160万円から178万円になることが決まりました。
(所得税の壁だけの話です!社会保険料の壁は130万円のまま)
一応、国民民主党が昨年から主張していた数字に到達したのですが、改正の中身を見ますと、収入に応じて控除額を階層ごとにちょっとずつ引き上げる仕組みで相変わらずややこしく、実際の減税額は8千円~3万7千円程度で、全体の減税規模も6500億円ほどで昨年の1.2兆円の半分位です。
国民民主党が当初言っていたのは、シンプルに国民全員の基礎控除を“住民税も含めて”178万円程度に引き上げる話で、収入に応じて“所得税だけ”ちまちま減税する仕組みではなく、減税規模も7~8兆円と言われておりました。
7~8兆円の減税というとまた“財源は~?”と叫ぶ人がいますが、減税すると言うならその分歳出を減らすこと等が本質であり、他で税金取って財源確保するなら、それは減税ではなく税金徴収先の付け替えに過ぎません。
また昨年この議論があった際に1.2兆円も税収が減る!と言いながら、ふたを開けてみれば、今年度の税収見込みは過去最高の80兆円超えで、3兆円以上も財務省の試算より上振れておりますので、そんなシビアな財源意識は言い訳にしか聞こえません。
国民民主党の玉木さんにはもうひと踏ん張りして欲しかったのですが、これで”ミッションコンプリート”とか言ってるのはかなり残念・・・。
まあ、とは言え、一歩前進したのは国民民主党のおかげですので(自民党が過半数割ったおかげ?)、一定の功労賞はあげても良いかもしれませんね。
引き続き社会保険料の壁の問題にも切り込んで、パートの方の年収の壁を意識した就労調整の問題をなんとか改善して欲しいものです。
