ゴールデンウイーク明けの5月6日に、イギリスでは総選挙が行われます。
その選挙運動の真っ最中のブラウン首相ですが、遊説先で一般市民を侮辱するかのような失言をしてしまい、大ピンチに陥っているようです。

日本のテレビでも昨晩放送されていましたが、ブラウン首相は遊説先での一般市民の女性との対話の後、「あなたに会えて良かった」と笑顔で車に乗り込みました。
ところが車に乗った直後に、「最悪だ。あんな女性に会わせるなんて、だれの考えだ? 偏見だらけの女性じゃないか」と発言してしまったのです。

運の悪いことに(?)背広の襟につけていたテレビ局のマイクがオンになったままで、その発言がテレビ放送されてしまいました。
政治家の失言はよくある話ですが、その女性とは物凄くフレンドリーに別れておきながら、車に乗った直後にこの暴言を吐いており、テレビを見ていてもかなり“感じが悪いオジサン”に映っています。

その後、わざわざその女性の自宅にまで謝りに行ったそうですが、イギリスの現職首相としては、なんともお粗末な言動ですね。
政治家の笑顔を信用する人は余りいないかもしれませんが、テレビを見ていても、その豹変っぷりは相当イメージが悪く、少なくとも人柄(だけ?)は良さそうな某国のお坊ちゃま総理のほうがマシに思えるくらいでした。

まあ、常に市民へ笑顔を作らなければならない首相という商売は大変なんでしょうけどねえ。