受験シーズン真っ只中、センター試験が終わりました。
私の受験時代は、もう19年くらいも前の昔話ですから懐かしいですね。

そのセンター試験の英語なんですが、昨年からヒアリングが導入されています。
日本の英語教育は読み書きばかりで、聞く話すと言う点が弱いので、そこに重点をおいていこうという趣旨なんでしょう。

ただ残念なことに、今年も聞き取り用のIC機器の不具合でトラブルが続出したようです。
日本人の英語のヒアリング能力を高めたいという志は結構ですが。

試験の実施の仕方はどうも問題が多すぎるようです。
受験生一人一人にIC機器まで配ってやるという方法だと、必ず何台かは不具合が発生するでしょう。

恐らく数十万台の機器を使用しますから、その中で不具合を0にするのは物理的に不可能な気がします。
全国平等試験実施が建前なのは分かりますが、一人一人配る方法では、永遠に不具合による再試験はなくならないのではないかと思ってしまいます。

また、”隣の人の携帯の音が鳴って聞き取りにくかったから再試験”などという人為的なケースまで再試験を認めてるらしいです。
そこまで言い出すと、飛行機が上空を通過してうるさかったんで再試験とか。

他の教科だって、北海道の試験会場の暖房の調子が悪かったんで再試験とか。
きりがないですね。

校内放送等でテープを流すと、学校の設備等の有利不利があるので、こういう方法をとっているのでしょうが。
ヒアリングという試験の場合、受験環境を日本全国で完全に平等にするのは不可能な気がします。

そういう意味では、全国一斉実施の”センター試験”の性格にそもそも馴染まないんでしょうね。
センター試験ではなく2次試験で各大学ごとに実施する等、その実施方法はまだまだ改善していかないといけないでしょう。
(各大学ごとだと、それはそれで大学の負担が大きいんでしょうが)

何はともあれ、寒い中、受験生の皆様お疲れ様でした!