ヤクルトの古田監督が今季限りで選手、監督ともに引退する事が発表されました。
引退会見での涙は、兼任監督になってからの苦労がしのばれます。

兼任監督になってからは、有力選手の大リーグへの流出や球団フロントのケチっぷり（かつての阪神と同じ？）で思うような成績が上げられなかったのが残念ですね。
引退会見の”寂しいより悔しい”という言葉は、兼任監督時代における球団への思いを如実に表しているように思います。
出来る事なら、選手兼任でない普通の監督としてまた戻ってきて欲しいです。

とはいえ選手としては４回も日本一になり、首位打者やＭＶＰを獲る等、実に華々しい成績で、私の歴史の中では間違いなくナンバーワンのキャッチャーでした。
生まれも育ちも西宮で根っからの阪神ファンの私ですが、古田さんは地元兵庫県の出身ですし、大好きな野球選手でしたね。

また、近鉄が身売りしパリーグとセリーグが合体するという大騒動の際には、選手会長として先頭に立ってリーダーシップを発揮し、２リーグ制維持に貢献した事が思い出されます。
当時テレビ出演した際、”古田頑張れ！”というファンの声に感極まって、放送中に涙ぐんでおりました。

”理想の上司”ランキングで常に上位にくるのは、選手としての能力だけでなく、古田選手の人間性やキャラクターの成せるワザでしょう。
さて、そんな古田人気に民主党が触手を伸ばしているとか。

古田選手自身も従来から政治には興味はあるそうで、友人である立候補者の選挙応援もするくらいですからマンザラではないのかも。
真偽のほどは明らかではないですが、少なくとも、かつての阪神ＯＢ国会議員よりは国民の声を聞いてくれそうですね。
いやいや、私は熱烈な阪神ファンですよ・・・。