いわゆる”ロス疑惑”として報じられ、日本の刑事裁判では03年に無罪が確定した三浦和義氏が米国・サイパンで逮捕されました。
三浦氏といえば、”コンビニで万引き”疑惑が昨年報道されていましたが、今回はそんな軽い話ではないようです。
そもそも、今の20代以下の世代の方々には、”誰それ?ロス疑惑って何?”ってな話かもしれません。
しかしながら、当時としては日本中大騒動になるような話題(いわゆるワイドショーネタ)でした。
今回の海外での逮捕というニュースで改めて”ロス疑惑”を検索してみると、いろいろあったんだなあと、懐かしさすら感じさせます。
この事件だけで何冊も本が出ているようですが、それだけ謎の多い事件だったんですね。
何か”新しい証拠”があるとの噂もありますので、謎の一部でも解明されれば遺族の方々の気持ちも変わるかもしれません。
この事件に関しては三浦氏自身への疑惑もさることながら、容疑者の段階から完全に犯人扱いしたマスコミやメディア報道のありかたが問われた事件でもあります。
最近のテレビ報道での容疑者逮捕の際には、手錠姿等を映さないよう”ボカシ”を入れるのが人権保護上当たり前ですが、そのきっかけとなったのがこの事件と言われています。
今回の逮捕劇で、ワイドショー的には久々の”美味しいネタ”になりそうですが、はたして26年たってマスコミ報道はどう変わっているのか。
このところの”倖田來未””亀田兄弟””沢尻エリカ”騒動を見ていると、相変わらずの大衆迎合的”受け狙い”報道な感もありますが・・・。
ま、ワイドショーは”受け狙い”で十分ですが、ニュース報道は正確かつ中立に願いたいですね。