先週末の金曜、土曜と、久々に東京へ行ってきました。
金曜日に銀行員時代の友人と会い、土曜には知人の結婚式に出席するためです。

その友人は大学の学部の同級生でもあり、結構古い付合いですが、実際に会うのは10年以上ぶり。
さすがに10年以上もたつと、見た目はお互いかなり老けた感があります。

でも中身は相変わらずの部分が多く、”あいつは今何してんねん?”という感じで昔話に花が咲き、恵比寿の町に関西弁を撒き散らしてきました。
昔話ばかりでビジネスの話はあまり出来ませんでしたが、古い友人との久々の再会は楽しいもんですね。

会う前に時間があったので、これまた10年ぶりくらいに大手町や丸ノ内界隈を散歩してみました。
当時は工事中の建物が多かった東京駅周辺は、綺麗な高層ビルが数多く完成していて、”日本の玄関口”と呼ぶにふさわしい景観となったように思います。

東京という街は本当に時間の経過が早く、”生きてる街”を感じさせられますね。
その散歩の途中に、かつて勤めていた銀行の本店にも立ち寄ってみました。

看板には合併後の銀行の名前が刻まれておりましたが、建物そのものは昔のままです。
当時支店勤務だった私には、権威と資本主義の象徴のように見えていたビルでしたが。

久々に見るその無骨で愛想のない大きなビルは、なんだか妙に親しげで懐かしく。
まるで故郷に帰ったかのような不思議なセンチメンタルな気分になりました。

社会人としての自分のルーツにちょっと触れた、そんな感じの東京行きでした。