予備校大手の代々木ゼミナールが、全国にある校舎の7割にあたる20校ほどを閉鎖するそうです。
我々の世代にとっては、駿台や河合塾と並ぶ予備校大手、いや、その御三家の中でも最大手だったはずの代ゼミの凋落には驚きしか有りません。
いろいろな原因はあるでしょうが、少子化と浪人数の減少が言われております。
今の大学生ってほとんどが現役らしいという記事を読み、ホンマかいな???と思ってちょっと調べてみて、またびっくり。
文部科学省の学校基本調査の数字ですが、以下、平成4年と平成26年です。
平成4年 平成26年
高校卒業者 181万人 105万人
大学入学者 54万人 61万人
うち現役 35万人 51万人
うち浪人 19万人 10万人
20年前は、そもそも大学に行くのが3人に1人もおらず、そのうち3人に1人以上が浪人でした。
今は6割に近い人が大学へ行って、8割以上が現役合格です。
改めて数字を見ると、凄いです。
浪人するのも当たり前だった我々の時代に比べて、今の高校生のおかれている環境は、ある意味厳しいかもしれません。
何より、高校生自体が、以前の6割以下しか世の中に存在しなくなっている・・・。
たった20年余りですが、なんか物凄く時代が変っています。
大学全入時代とか言われてますけど、そりゃ浪人生が主体だった代ゼミはしんどいですよね。
少子化もさることながら、いろいろ考えさせられる数字です。