今週、全国のお茶の間の話題をかっさらった“号泣議員”(?)こと野々村竜太郎さんは、我が兵庫県西宮市の選挙区から選ばれた県会議員です。
この話題で全国の方々から、“なんでこういう人を当選させたんや!”という批判を受けておりますが、西宮市民としては、お恥ずかしい限りでございます。

ただ、ちょっと言い訳させていただくと・・・、

特に政治と利害関係無く普通に生きている人にとって、市会議員選挙や県会議員選挙の投票って、正直、誰に投票して良いものか判断がつかず、困ってしまうことが多いのではないでしょうか。
国政選挙なら、まだ政党や政策で選ぶ基準が見えているので、なんとか判断出来ます。

しかし、地方選挙ですと、政党が相乗りしていたり、政策もみんな似たような事を言っている事が多く、特別な争点でもない限り差別化しにくいように思います。
で、特に支持政党のない私のような無党派層は、投票所のポスターの写真の雰囲気等で決めている人も多いのではないかと・・・。

真面目に考えて投票している人には怒られるかもしれないのですが、野々村さんの場合、選挙の写真だけで見ると、爽やかで真面目そうな若手候補者に見えました。
(正直、最初は30代くらいかと思っていたので、自分より年上という事実に驚きました。)

経歴も、大阪の名門北野高校を出て、関西大学法学部卒、川西市の市職員を15年勤めての立候補ということで、普通にちゃんとした(?)候補者だと思うのも無理はないと思いません???
その上、前回の県会議員の選挙の際、野々村さんは“西宮維新の会”というのを一人で勝手に名乗っていて、多くの市民は、大阪の橋下さんの率いる維新の会と同じ流れを汲んだものと勘違いしたように思います。

当時の維新の会は、関西では特に無党派層に人気がありましたので、なんとなく投票しちゃった人が一万人余りいたんではないかと。
まあ、そんないい加減な判断で投票をするな!と言われたら、謝るしかないのですが、地方議員の選挙というものを改めて考えさせられる事件でした。

せめて投票前に、実際に喋っている姿でも見ていれば、みんな違った判断をしたように思うのですがねえ・・・。
最後に、野々村竜太郎氏の“号泣事件”をご存じない方は、以下ご覧ください。

http://dic.nicovideo.jp/a/%E9%87%8E%E3%80%85%E6%9D%91%E7%AB%9C%E5%A4%AA%E9%83%8E