阪神間にお住まいの方は、尼崎信用金庫を御存知の方は多いでしょう。
最近では”阪神タイガース定期預金”で全国的にも有名になってきました。

この”尼信(あましん)”さん、信用金庫と言っても結構大した金融機関なんです。
阪神間一円に90以上の支店を持ち、預金残高も2兆円を超える規模で、信用金庫というよりは立派な銀行ですね。

尼信さんは”阪神タイガース定期預金”だけではなく、実にユニークな経営をしております。
例えば、一般の信用金庫なのに自前の”企業博物館”を持っているんですね。

で、昨日、暇に任せて行ってみました。
場所は尼信の旧本店にあり、”尼信博物館”と”貯金箱博物館”の2つがあります。

入場料はともに無料、しかも尼崎のど真ん中なのに、駐車場も無料で停められる大盤振る舞いです。
無料、と言う事で大して期待していなかったのですが、結構充実しておりました。

最初に入った”貯金箱博物館”は、世界各国の貯金箱が展示してあり、実際に”からくり貯金箱”にお金(ニセモノ)を入れて動きを楽しむ事が出来ます。
かつての銀行の建物を利用しているため、一般の方はなかなか見れない本物の”大金庫”の中にも貯金箱が展示してあり興味深いです。

2階建ての小じんまりした博物館ですが、帰りには貯金箱の粗品まで頂き、”無料なのにいいの?”って感じでした。
で、すぐ隣の博物館は3階建ての立派な建物で、ちゃんとした(?)博物館です。

展示は絵画、ガラス工芸、世界のコイン等々、バラエティーに富んでます。
規模はそう大きくありませんが、無料でここまでの施設を一般開放している尼信、”恐るべし!”。

何より、その儲けをこうやって地元に還元している姿勢に好感が持てますね。
阪神タイガース定期を始め、今後も地域密着でユニークな経営をして頂きたいです。

これからの暑い季節に、ちょっと涼みに行きたい阪神間の方は”尼信博物館”へ。
http://www.amashin.co.jp/kaikan/index.html