今週の月曜、毎日新聞を読んでいたら驚くべき記事がありました。
ちまたで話題の”地球温暖化”の原因が、二酸化炭素の増加ではなく、太陽活動の変化だと言うのです。

えーーー!!!
”温暖化”、イコール、”CO2”ってのが世界共通の”常識”やん!!!

今更、何を言い出すねん!!!
と、思ったら。

実は今更どころじゃなく、”温暖化の原因が何か”という議論はいまだに熱く語られているようですね。
一応の”通説”としては、2007年2月に出された、国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が発行した第4次評価報告書で述べられているものです。

その報告によると、”人為的な温室効果ガスが温暖化の原因である確率は9割を超える”らしいです。
今の世界中の二酸化炭素削減の動きは、この報告を根拠にしているようです。

まあ、世界中のエライ学者さんが科学的にいろいろ検証し、議論した結論なんで、説得力はあります。
しかし一方で、その毎日新聞の記事の丸山茂徳氏(東工大教授)によると、二酸化炭素の濃度の影響など微々たるもので、太陽活動の影響のほうがはるかに大きいと主張します。

現実に、1940年~1975年はCO2の濃度が高くなったのに、気温は逆に下がったとか。
驚きました・・・。

この二酸化炭素”説”に疑問を投げかける科学者は少数派のようですが、しかし確実に”懐疑論者”っていたんですね。
それどころか、二酸化炭素説は”経済的な思惑がらみの陰謀”とまで言ってる人がいるらしい・・・。

私のようなシロウトには、科学的な細かい論証の是非は何とも言えません。
ただ、”二酸化炭素のせいじゃないかも!”という”説”の存在自体が衝撃です。

というか、”温暖化は二酸化炭素が原因”と言う話が、あくまでも”説”であって、”事実”ではないんだということに、ただ唖然とするばかりです。
私のたった40年足らずの人生の間でも、科学や医学の世界での”常識”や”通説”が180度変わった事は何度もあります。

確かに考えてみれば、地球的規模の何十年もの間に起こっている気象変動の原因の特定は、現代の科学をもってしても非常に困難かもしれません。
そんな中、この丸山教授は自信満々のようで、

”太陽活動はすでに弱くなっている。これからは寒冷化に向かいます。私が正しいかどうかは5年後には決着がつくでしょう。”
って・・・。

二酸化炭素の排出権取引まで世界では行われようとしている中、これから5年間で本当に寒冷化に向かったら、”京都議定書”や”洞爺湖サミット”は、”今世紀最大の茶番劇”???
久々に、自分の無知を思い知らされたビックリ記事でした。

でも、”真実”はどうなんでしょうね?