神戸市立王子動物園のオスのパンダ“興興(こうこう)”が亡くなったそうです。
発表によると、動物園では人工授精を試みており、9日午前から精子を採取するため麻酔をかけたところ、数時間後に心肺停止状態となったようです。

娘が動物園大好きで、王子動物園には何度も行っており、年間パスポートも持っています。
一番好きなのはカバ(!)なんですが、パンダも何度も見ては喜んでおりました。

そのパンダが、このような形で亡くなってしまうなんて。
悲しすぎます。

元々、“日中共同飼育繁殖研究目的”という、なんだか良く分からない“お題目”で神戸に来てくれていたパンダ。
その“お題目”からいっても、人工授精までして繁殖に努めなければならなかった大人の事情があったのかもしれません。

でも、その為の麻酔で死んでしまうなんて・・・。 
命にかかわるほどの“繁殖研究”は誰も望んでいなかったでしょうに。

動物園というものの存在自体は、人間が作り出した不自然の極みかもしれませんが、出来るだけ自然に近い形で動物達が安らかに過ごせる環境であって欲しいと思います。