東京都足立区の教育委員会が、学力テストの結果に応じて予算を配分するという方針を発表しました。
どうやら、区内で実施した学力テストの平均点が高い小中学校は、低い学校よりたくさん予算がもらえるということのようです。

いやいや恐ろしい事を考えるもんですな、足立区は。
どうも反響が大きすぎて(ほとんど批判的のようです)結局撤回しそうですが。

その代わりに、点数の”伸び率”の高い学校にたくさん予算を配分する事に変更するとか。
なんだかよく分からない・・・。

そもそも足立区は、東京都が実施した学力テストの結果、小中学校とも23区内で一番平均点が低いそうな。
そんな事が公表されてる事にも驚きましたが、学校ごとの点数まで公表されてるらしいですね。

うちの中学は東京で一番点数が悪い、な~んて事が分かってしまうんでしょうか。
関西のオバちゃんやったら、あそこの中学は頭悪いねんで!とか必ず言うんやろなあ。

公立小中学の教育を活性化させるって意味では、意気込みは評価出来るかもしれませんが。
テストの点数がお金に直結してしまうってのは、生々しいですねえ。

少なくとも義務教育の間くらい、学力以外のスポーツや芸術や情緒面等々、生徒の個性も伸ばせるような環境にしてあげても良いような。
生徒や学校を評価するモノサシが、テストの点数だけってのは寂しすぎる。

土曜を全部休みにしちゃった”ゆとり教育”ってのもどうかと思いましたが。
その反動で、義務教育のうちから学力偏重にふれすぎるのも怖いですね。

もう少しバランス感覚が必要だと思うんですけど。