今週、マイクロソフトが運営するオンラインストレージであるOneDriveについて、非常に残念な発表がありました。
その内容は、“office365を契約したら2015年中にOneDriveの容量を無制限にします!”と1年前に大々的に発表していたにもかかわらず、“やっぱり無制限は止めて1テラまでにします”というものです。

昨年アナウンスの際、月々千円余りのコストでofficeが2台分使えて、しかも来年中にストレージ容量も無制限になる!、という大盤振る舞いに、office365を新規契約した人も多かったと思います。
それが、日本では公式に容量無制限サービスが実施される事の無いままに、“やっぱりや~めた!”、となっては詐欺と言われても仕方ないですね。
(おまけに、従来無料で提供していた実質30ギガのサービスも5ギガに縮減するということです。)

一応、試験的に(?)一部の人には無制限容量が提供されたようですが、その中に一人で75テラバイトも利用した人がいたようで、これが今回のマイクロソフト側の無制限サービス断念の言い訳になっております。
“そんな無茶使いする一部のヤツが悪いんや!”、といった好意的な(?)捉え方をされる方もおられますが、私のようなヒネクレ者から言わすと、無制限って言ったらそのくらい使うヤツがいて当たり前やがな、って感じです。

ビデオやカメラの性能の向上により、映像や画像データの容量は急上昇しており、流行の4Kレベルの映像データなんて、十時間で数テラレベルのデータ量なんですから、映像データを保管したい人にとってみれば75テラが特別異常とも思いません。
モチロン、普通の利用者よりは無茶使いしてるレベルですが、無制限!、って謳った以上、そのくらい想定の範囲内でしょう。

何より、office365って元々法人等の事業者向けのサービスな訳で、映像関係を扱う事業者にとってみれば、先々考えると1テラなんて全然足りないやんってレベルじゃないでしょうか。
見通しが甘いのか、商売的に確信犯なのかは分かりませんが、今回の突然の“前言撤回発表”で、マイクロソフトの信用が落ちたことだけは間違いないと思います。

昔から急に有料になったりサービス縮減したりは結構ありましたけど、昨年CEOが変わってから“クラウドファースト”を謳い文句に大胆に変革してきた感じがあっただけに、そのクラウドサービスで時代に逆行する改訂は残念至極です。
ちなみに、私は以前からoffice365を利用していたため、今回の件で実害があった訳ではありませんが・・・、

まあ、なんというか、
ストレージ無制限やります!ってぶち上げて、
おお!、ガチンコでグーグルと勝負する気やなって期待してたのに、
新生マクロソフトちゃん、残念・・・、

って想いでブログ書いてます。