経営破綻したPHS事業者のウイルコムですが、ソフトバンク等の支援を受けて再生への道を歩みだしました。
その第一弾とも言える新しいサービス“だれとでも定額”が、今日から始まります。

“だれとでも定額”は月額基本料金(最低1,450円)に980円のオプション料金を加えれば、ウィルコム以外の携帯電話や一般加入電話、IP電話への10分以内の国内電話が月500回まで無料で利用できるサービスです。
ウイルコムの毎月基本料1,450円の新定額プランSは、元々他社携帯やパソコン宛のメールの送受信も無料である為、毎月2,430円で、ほとんどの通話やメールが無料になる可能性があります。

月に500回までの10分通話が無料という事は、一日に15回(150分)通話してもまだ余るくらいのレベルです。
10分を超えそうな場合は一旦切ってかけなおしてもOKらしく、仕事で携帯電話を多用される方はともかく、通常利用では十分ではないでしょうか。

スマートフォンが話題の昨今ですが、携帯はメールと通話で十分という方にとってみれば、月に2,430円でメールし放題の上、通話料もほとんど気にしなくていいのはかなり魅力的でしょう。
ボーダフォンがソフトバンクに買収され、ホワイトプランで一気に復活したように、ウイルコムもこれが起死回生の一発になるかもしれません。

注意点としては、いわゆる契約の縛り期間が3年と長い事、10分を超えるとそれなりの通話料(30秒21円)がかかる事、メールはタダですがネットに繋ぐと当然パケット代はかかる(上限2,800円)という事等々。
細かい条件に関しては実際の契約時に確認しなければなりませんが、他社携帯サービスに比べるとかなり割安である事は間違いないですね。