うちの事務所では、開業以来ブラザーのレーザープリンター複合機を使っています。
小さな個人事務所とはいえ、税務会計書類は“そこそこ”量の多い印刷物が多く、わりと負荷のかかっている事務機器です。

今使っているのはMFC-8380DNという機種なのですが、紙詰まりも多くなり、印刷の薄さからもいよいよ限界かなあと思うようになりました。
メーカーの装置寿命(5年又は20万枚)は軽く超えていて、まあよく頑張ってくれたと感謝しております。

ブラザーのプリンターは非常に気に入っているので、次もまたブラザーを買おうと調べてみると、最新式でも2018年モデルしかない・・・。
ビジネス用の高耐久モデルに至っては、2016年から新しいモデルを出していない模様(それも最近廃版になった感じ)。

あれ?1~2年おきに新型出してたのになあと思って、キャノンやエプソンを調べてみると、どうやらここ数年でビジネスプリンターの世界に大きな変化が起きていたようですね。
一昔前なら、ビジネス用のプリンターと言えばレーザープリンターが常識だったのですが、このところ小規模ビジネスでは高機能なインクジェットプリンターがシェアを伸ばしているようです。

インクジェットの弱点だったスピードの遅さと印字の粗さ(にじみ)が相当改善されているようで、しかも驚いたことに、ランニングコストはインクジェットのほうが安くなっているんですね。
大量印刷する場合はレーザーのトナー方がかなり安上がりだったのですが、今のインクジェットは大容量タンクバージョンが発売されており、一枚当たりの印刷コストはインクジェットが逆転しているようです。

大きな会社や事務所では相変わらずデッカイ“コピーマシン”だと思いますが、うちのような小さな事務所だとビジネスインクジェットが選択肢に上がってくる時代なんですね。
インクジェットプリンターなんて仕事で使える訳ないやん!という先入観がひっくり返り、時代の進化をまざまざと感じさせられます。

ちょっと大げさですが、古い常識にこだわると選択を誤る事になりかねないなあと、改めて脳ミソだけでも若作りしようと思った次第です。