JR西日本が鉄道運賃を一律10円アップすると発表しました。
値上げは来春以降で、値上げのエリアは順次拡大予定だそうです。

先日、阪急電鉄、阪神電鉄、山陽電鉄、神戸電鉄、も一津10円アップする事を発表しており、それに追随したような形です。
一応の理由は、駅のホームに“転落防止の柵等を整備する為”で、昨年末に国土交通省が策定した“鉄道駅バリアフリー料金制度”というものを利用して値上げを行うものです。

本来、鉄道の運賃は簡単に値上げはできず、国に伺いを立てて“認可”して貰わないといけないのですが、このバリアフリー制度を利用すると“届出”だけで値上げOKだそうで、関東の鉄道会社などは既に届出済みの会社も多いようです。
まあバリアフリーの為に10円位は仕方ないかというところですが、“転落防止柵を整備する為”なんて綺麗ごとのタテマエを言われると、じゃあ整備し終わったら元の運賃に戻してね!と言いたくなります。

10円アップとはいえ、例えば阪急電車では年間36億円の増収らしく、転落防止柵の設置費用が数百億円レベルとしても10年かからず元取れるレベルじゃないの?、と思ったり。
個人的には、“コロナで運賃収入が減ってホンマに大変なんです~~”、って言ってくれた方が素直に受け入れられたなあという感じです・・・。
(コロナのリモートワークや巣ごもりで、鉄道会社の業績が滅茶苦茶悪化しているのは周知の事実なので)

恐らく、京阪、南海、近鉄も続々と追随するんでしょうが、モノの値上げだけではなく、サービスの値上げもじわじわきている感じですね。

追記!
近鉄は2ヶ月ほど前に、運賃値上げの申請を国土交通省にしていたそうです。
これは正々堂々(?)の値上げ申請で、近鉄の姿勢はある意味清々しいですが、阪急辺りに比べると、コロナで経営はかなり厳しいという裏返しかもしれませんね•••。
シン君情報ありがとうございました。