先週、コロナのために確定申告期限が延長されるという事態になりました。
その後も日本でのコロナの感染者数は日々増えており、今週ついに1000名を超え、連日のように“○○県でもついに感染者が発生!!!”という報道がなされております。

が・・・、
日本でコロナによる死亡者数は現在12名(うち6名はクルーズ船)です。

亡くなられた方は本当にお気の毒ですし、突然大切な方を亡くされた親族の方の悲しみは想像も出来ません。
が・・・、

敢えてドライに書きますと、
感染者数が日々増加する割に、死亡者数はそれほど増えてないように感じます。

2月末発表のWHOの調査報告によると、コロナの致死率は中国全体で3.8%だそうですが、“湖北省武漢は致死率が5.8%なのに対し、その他の地域では0.7%と大きな差が出ている”そうです。
またさらに、“今年1月1日から10日までに発病した患者の致死率は17.3%となっているのに対し、2月1日以降に発病した患者の致死率は0.7%と低く、感染拡大に伴って医療水準が向上した結果だ”と分析しています。
NHKのニュースご参照。

致死率は、死亡者数/発症者(罹患者)数です。
この記事の数字自体を鵜呑みには出来ませんが、現状で肺炎が重症化してくればさすがに医者がコロナの検査すると想像出来ますので、発症者数に比べると、まだ死亡者数のほうが正確性は高いと思われます。

つまり、“症状が軽いまま完治した感染者”や“検査を受けさせて貰えない感染者”が相当数存在する事を考慮すれば、現実的な致死率はもっと低いのではないでしょうか。
世界中の国で発症者数と死亡者数が日々発表されていますが、医療体制や医療保険制度の整った日本の現在の状況は、大混乱だった初期の武漢ではなく、少なくとも落ち着いた現在の中国並みではないかと思います。

また、致死率だけではなく、死亡者数の絶対値(クルーズ船以外では6名)も大切でしょう。
以前のブログでも書きましたが、例年日本でもインフルエンザで1000人規模で亡くなられている訳です。

インフルは主に冬発症しますから、1ヶ月で百人規模で亡くなってる訳です。
政府の思惑や検査体制を考慮しても、この1~2ヵ月でコロナによる死亡者数はインフルに比べてもはるかに少ないと思います。

治療薬や治療法がある程度確立されているインフルと比べるのは意味が無いと言う意見も有りますが、逆に、治療薬や治療法が無いのに死亡者数が圧倒的に少ないという事実は冷静に認識しておきたいです。
勿論、高齢者や持病を持っておられる方は十分に注意する必要はあるでしょうし、死ななきゃいいや!って話ではないですが、マスクの高額転売やトイレットペーパーの買占騒動にまで至ると、もう少し落ち着いて日本人と思わずにいられません。