今週、神戸海星女子学院大学が2024年度以降の生徒募集を停止すると発表しました。
今の在学生が4年後に卒業するのをもって閉校となるようです。
50年以上伝統のある関西では名の知れた大学が無くなってしまうというのは、非常に残念なニュースでした。
ただ少し気になったのが、少子化で生徒が集まらなくなったという閉校理由。
大学のサイトを見ると、入学者数の推移が以下のように記載されております。
平成30年度・・・97人/定員95人
令和元年度・・・109人/定員95人
令和2年度・・・107人/定員95人
令和3年度・・・80人/定員95人
令和4年度・・・30人/定員95人
少子化の影響とはいうものの、こんなに急減するって何事?
いくらなんでも急すぎない??
何か不祥事でもあったっけ???
元々1学年95人×4年=380人ほどの小規模な大学で、令和3年までは定員割れで閉学しなければならないような気配はありません。
(まあ、以前はこの倍以上の規模だった気がしますが)
それが令和4年度に入って突然新入学生が30人に激減し、今年令和5年度はさらに24人にまで減ったようです。
アジアからの留学生で無理矢理定員を充足させる大学も多いので、それを止めたのかな?とも思いましたが、元々留学生はせいぜい学年に二人程度のようです。
学長の説明ではやはり少子化と時代の流れが主因ということなので、そこを疑っても仕方ないのですが、この急減の本当の原因が個人的には物凄く気になります。
大学が公表している“学生の状況”を見ると、中退率が高かったり、留年人数が多いので、無理して生徒をかき集めるのを止めて美しいうちに(?)ケジメをつけたのかなあとも思ったり。
同じ敷地に小中高の女子校がありますので共学化による延命は難しかったとの事で、伝統ある女子大のまま潔く幕を閉じるという決断自体は素敵だと思いますが、こんなに一気に入学者数が減るという事実には驚きしかありません。
まあここまでこだわるのは、妻が海星のOGだからなんですけどね・・・。