2023年の日本の出生者数が過去最低を更新して75万8631人だったそうです。
そして2023年の死亡者数は159万503人となり、差し引きで83万人の人口が減りました。

よく言われる話ですが、83万人というと佐賀県や山梨県の人口位ですので、毎年地方の県一つ分くらい人口が減っています。
でも80万人減ったくらいで騒いでいる場合ではないです。

昨年の婚姻数は49万組しかありません。
今は一人の女性が生涯で1.26人ほどしか子供を産まない数字になっていますので、年60万人レベルの出生者数になる年がそう遠く無くやってきます。

結婚適齢期の若者の人口は今後も減る一方ですから、婚姻数や出生者数は今後さらに減るでしょう。
このところ毎年の出生者数は年3万人前後ずつ減ってますし、10数年後には50万人レベルの出生者数の可能性が高いです。

一方、現在75歳前後の団塊の世代の方々は1学年で200万人前後ご存命です。
寿命には当然ばらつきがありますので、亡くなるタイミングはある程度平準化されるとしても、あと10数年ほどすれば、一年に亡くなる方が200万人近くになる年が何年か続くでしょう。

単純な算数ですが、200万人亡くなって50万人しか産まれないという未来が、ほんの10数年後には確実に来るわけです。
50年くらい先の話なら少子高齢化対策をなんとか!という話ですが、あと10年数年でこの数字はもう変えられません。

年間に150万人近くの人口が減る、京都市や神戸市の人口レベルが毎年消える。
少子高齢化と言われて久しいですが、年間150万人も人口が減る世の中が想像できないです。

その頃私は70歳位ですが、さてこの国はどうなっているのでしょうか。

国が若返って意外とポジティブな話なのか・・・、
若者も減る一方なので、若返るのではなく単純に国力が落ちるだけなのか・・・、
年金や医療制度は崩壊しているのか・・・、
人口減って不動産が安くなって地主が泣いて若者は喜ぶのか・・・、
意外と何ともなく時が流れていくだけのか・・・、
(去年80万人減っても全然実感無いし、1億の人口のうちの150万人なんて大したことないとか?)

イーロン・マスクが、“もし何も変わらなければ日本は消えて無くなる”とか言ってますが、
まあ今更考えても仕方ないので、頑張って貯金しておきますか。