昨年、大阪城の玄関口にあるタコ焼き屋さんが脱税というニュースがありました。
プレハブ小屋のような露店の屋台店にもかかわらず、年商2億円、脱税額3年で1億3千万円、という数字には驚かされました。

そして今週、また大阪のタコ焼き屋さんが脱税というニュース。
大阪梅田にある“新梅田食堂街”のタコ焼き屋さん“はなだこ”が、5年間で1億4千万円の所得隠し、8千万円ほどの追徴税額だそうです。

一見すると前回の大阪城の数字より少ないですが、今回は“無申告”ではなく“過少申告”なので、元々の売上や利益はやはり相当なものかと思われます。
(今回は会社ですので、一応税務申告は毎年していたものの、レジの記録を消すなどして売上をごまかしていたようです。)
5年で1億4千万円の所得隠しという事は、単純計算で月250万円程度の売上を隠していた訳で、“隠した”売上だけで1日に10万円レベル!!!

とすると、実際の売上は・・・、1日で何十万円あったのかな?・・・。

“新梅田食堂街”と言えば、大阪梅田にある高架下の小さな立ち食い屋台的なお店の密集している場所です。
“はなだこ”さんも、数メートル幅しかない持ち帰り屋台のちっちゃいタコ焼き屋さんです。

にもかかわらず、これだけの脱税額!

面積当たりの利益を計算すると、高級レストランも顔負けかもしれません。
せいぜい500円~800円位のタコ焼きなのになんで?と一瞬思いますが、

まあ考えてみれば、
原価なんて大した事ないし、
基本持ち帰りで飲食設備要らないし、
ほぼ単一メニューでオペレーション簡単だし、
客さえくれば儲かってしょうがない商売なんでしょう。

都心の普通の飲食店でもワンコインランチとか出してる時代ですので、タコと小麦粉にソースかけてハイって1つ渡してそれと同じ価格なら、利益率は段違いですよね。
最近はインバウンドで外国人がバンバン買ってくれるので、関西エリアのタコ焼き屋さんは完全に税務署のターゲットになっちゃってるのかもしれません。