今朝は六甲山が雪化粧をしており、大変綺麗でした。
寒いのは辛いですが、朝から雪山の姿を見ると清々しい気分です。

そんな清々しい気分とは裏腹な、ガソリン税の引き下げのお話。
先日もこのブログで書きましたが、”特別措置”によりガソリンにかかる税金が高く設定されていたものが、この3月で”特別措置”の期限が切れる予定です。

報道等でお聞きになった方も多いでしょうが、ガソリン1リットル当たり25円ほど安くなるかもしれません。
ここ最近のガソリンの値上がり具合は凄まじく、一般消費者にとっては大歓迎のお話でしょう。

しかし、このガソリン税で潤っている道路建設関係の方々、その票をあてにしている自民党の方々は、いつものように”特別措置”をしれっと延長しようとしております。
幸か不幸か、今の参議院での与野党逆転のおかげで、いつものようにしれっと延長は出来ない環境です。

そんな中、町村官房長官の発言には耳を疑います。
”ガソリンの値段を下げれば、日本は世界の笑い者になる”とか。

環境問題が世界中で叫ばれているので、ガソリンの使用は悪影響というのが理由らしい。
いやいや。

今のガソリン価格では家計や商売が苦しいから下げてくれって話で、25円下げたところで、ガソリンを無駄遣いして環境に悪影響及ぼす余裕なんて無いがな。
環境問題なんて綺麗事言うなら、インド洋上でガソリンを無料で他国に配り歩くのは環境に良いんかいな?

国の借金の多さが先進国の中でも最悪なのに、相変わらず外国にお金やガソリンをタダで配り歩くほうが”世界の笑い者”とちゃいますのん?
あと”日本のガソリン価格は外国に比べて安い”とか言ってるらしいですが。

どこの国と比べてますねん???
そりゃ日本より高い国もありゃ安い国もあるがな。

日本より高い国の例だけ出しても説得力あらへん。
消費税率の国際比較の話もそうですが、外国と税金の比較をするなら、その税金の使われ方(福祉や教育等)も比較しないと意味がないです。

税金の高い国は、その分、日本より福祉や教育、医療が充実している事も多いハズです。
納めた年金すら貰えるかどうかも分からないような我が国なのに、税金が他国より安いなんて言い草はお話にならないと思ってしまいます。

税金を引き下げると言いっぱなしの民主党もどうかと思いますが、少なくともガソリン税の話は生活に直結するので、よく議論して欲しいですね。