震災復興財源で、たばこ税の増税の話題が結構出てきています。
野田首相のタバコ好きが要因かどうかは分かりませんが、最終的に小幅な増税で決着しそうです。

ところで、タバコと並び称される(?)事の多いお酒なんですが、今回の増税の話題にはなぜか酒税の話が全く出てきません。
タバコほどではないにしても、やはり飲みすぎは健康にも悪いですし、タバコ同様ある種のゼイタク品ですから、タバコ税を上げるなら酒税も上げたら、と思ったりするのは私だけなんでしょうか。

現在の酒税は年間1.5兆円程度の税収で、国税に占める割合はせいぜい3%前後で、税収の規模はたばこ税と似たり寄ったりです。
でも、実は酒税って、昔は凄かったんですよ~。

今の酒税とちょっと違いますが、1900年代前半の酒造税と呼ばれていた時代には、第一次大戦中を除き、30年以上も国税収入のナンバーワン!!!
当時は、国の税収の3割以上を、酒造税でまかなっていたようです。

タバコ税論議も大いに結構ですが、かつての“キングオブ税金”である酒税にも、ちょっとは光を当ててみてはいかがでしょうか。
ちなみに、野田首相、お酒も好きらしい・・・。