今年の4月から施行される予定の税制改正に関する報道が、連日のように流れています。
大きな流れは、個人の高所得者や資産家に対する増税を行う改正になりそうです。

主なものは以下のとおり。
(まだ決まっていないので噂程度です!)
1.相続税の基礎控除を、現行の6割に減らす。
(相続人が妻と子2人なら、遺産総額が4,800万円を超える程度から税金かかります)
・・・地価の高い都会に不動産を持っている親が亡くなると、資産家というほどでもない人でも相続税がかかってくるかもしれません。
ちょっと厳しすぎるので(?)、小規模な土地(240㎡程度以下)を相続した人に対する軽減特例を拡充するかも???

2.相続税と所得税の最高税率を、5~10%%ほど引き上げる。
・・・これは本当にリッチな人にしか影響の無い話なんで、一般人は気にしなくていいでしょう。(!)

3.自動車取得税と自動車重量税の廃止は、先送り。
・・・消費税上がったら、ますます車売れなくなりそうです。

4.住宅ローン控除の限度額を、現行の年に最高20万円から40万円に増やし、控除しきれない人には現金給付するかも?
・・・住宅にとって消費税のアップは影響甚大なわりに、予想していたより小さな拡充な気がします。

5.祖父母から孫への教育資金の贈与について、一括で1500万円までを非課税にする。
・・・これは突然出てきたビックリ案で、お金持ちの祖父母を持つ子育て世代には朗報かも。

6.来年消費税を引き上げる際、食品等の生活必需品に対する消費税に限って、低いままに据え置く。
・・・これはヨーロッパ等の消費税の高い国ではよくある話ですが、かなりすったもんだしそうで、来年からの実現は難しいかな・・・。

今年の税制改正は、12月に政権交代したおかげでスケジュールが物凄くタイトなんですが、いろいろな案が出てきており興味深いです。
最終決定は今月末辺りの予定ですが、さて、きちんとまとまるんでしょうかね。