このブログでも何度か書いていますが、実は今月の給料から手取り金額が減ってしまうサラリーマンの方が結構います。
16歳未満の扶養親族を有する方で、税制改正により天引きされる源泉所得税が増えるからです。

増える税金の額は、給料の額や子供の人数によってさまざまです。
例えば、月給が30万円くらいで16歳未満の子供が2人いる方の場合、3千円前後手取りが減ります。

3千円くらいですと残業代の増減に吸収されて意識されないかもしれませんが、給料の高い方や幼い子供をたくさん養っておられる方ははっきりと分かるくらい減るかもしれません。
で、ここまでの話は、既にご存知の方も多いのですが・・・。

来年の6月以降は、もっと手取りが減ります!!!
それは、所得税の増税と同様に、住民税も増税されるからです。

ただし、住民税の16歳未満の扶養控除(33万円)の廃止は、平成24年から実施されます。
つまり、来年の6月頃から、給料から天引きされる住民税も増えます。

住民税は給料の金額にかかわらず一律10%ですから、例えば子供2人の家庭で年間6万6千円の増税になります。
市町村によって多少違いますが、一ヶ月の天引き額にすると5~6千円余りの手取り減です。

今年の1月から始まる所得税で3千円、来年の6月から始まる住民税で6千円・・・。
もし一気に1万円手取りが減ったら、気付く人は多いでしょう。

でも、1年半かけて、3千円、6千円、と増えたら・・・、増税に気付かない人も多いかも・・・。
税金の源泉徴収って、本当に怖いシステムです・・・。