本日は市内の確定申告相談会へ行っておりました。
まだ2月前半にもかかわらず、朝早くから大勢の方が確定申告に来られておりました。

この時期の確定申告で多いのは、医療費控除の申告です。
年齢とともに年間の医療費は高額になりがちで、特に高齢者の方の還付申告が多かったですね。

その医療費控除ですが、平成29年分の確定申告から、病院等の領収書の原本提出が不要になっています。
“領収書出さなくても控除してくれるの?”と最初驚いたのですが、税務署サイドの書類の保管事務作業が膨大な為、原本の提出に替えて、一年分の医療費を集計した明細書の提出にしたんですね(性善説?)。
(西宮税務署だけでも、毎年段ボール数百箱レベルだそうです)

しかしながら未だに原本全て提出しないといけないと思い込んでおられる方が多く、今日も多くの方がどっさり領収書を抱えて来られておりました。
今回の令和元年分の確定申告までは、経過措置として、明細書の作成ではなく原本提出(“明細”ではなく“合計額”記載)でもOKなのですが、来年からは明細書の作成が必須で原本提出がNGになります。
(詳細はこの国税庁サイト

明細書には病院毎に集計した金額を記入しないといけませんので、作成には結構手間と時間がかかります。
来年からは事前にお自宅等で明細書を作成の上、申告相談や申告書の提出へ行かれるようお願いします。

尚、医療費の領収書の提出は不要になりましたが、5年間はお自宅で保存する必要がありますので、決してお捨てになりませんようご注意ください。
実は、マイナンバーを利用して“自動的に医療費控除の明細が出来上がる”夢のような未来が来る予定なのですが・・・、早く実現して欲しいですね。