今年も国税庁から、平成28年分の民間給与実態統計調査の結果が発表されました。
1年を通じて勤務した給与所得者4,869万人の平均給与は
・全体・・・422万円(0.3%増加)
・男性・・・521万円(0.1%増加)
・女性・・・280万円(1.3%増加)
・正規・・・487万円(0.4%増加)
・非正規・・・172万円(0.9%増加)
となっており、皆様の実感はさておき、給料はすべての切り口で微増となっております。

毎年この時期に発表なので、衆議院選挙を意識した訳ではないでしょうが、平均給与や給与総額は昨年より増加しており、安倍首相には多少追い風の結果かもしれませんね。

この調査結果には、よく世間で興味をひかれる“年収1千万円超える人ってどれくらいいるの?”という数字も載っております。
一年を通じた給与所得者4,869万人のうち、約172万人が年収1千万円超で、割合で言いますと約4.2%となります。

一年を通して働いておられない給与所得者も含めると、全体の給与所得者は5,744万人ですので、割合は3%弱となり、サラリーマンや公務員の100人に3~4人くらいが年収1千万円超えてるというのが実態です。
(一年通して働かずに1千万円超えてる人もいるかもしれませんが、誤差の範囲かと)

これは老若男女すべての数字で、年齢が高い人の給料は高いため、20代や30代で1千万円超えてる人の割合は当然もっと少ないです。
バブルの頃、結婚相手の年収1千万円くらい欲しいわよねえ、なんて話もありましたが、今そのゾーンを狙おうとすると間口は相当低いでしょうね。

興味のある方は国税庁のこちらのページをご覧ください。