そろそろ年末調整の準備の時期です。
サラリーマンの方々は、会社から緑色の用紙をもらったり、保険会社からのハガキをあわてて探したりしている頃でしょう。

その年末調整ですが。
なんとなく会社が勝手にやってくれて、なんとなく税金が戻ってくるんで嬉しい、というのが一般的なサラリーマンの感覚ではないでしょうか。

私自身もサラリーマン時代は、今年はいくら戻ってくるのかな、なんて期待してました。
でも、そもそも戻ってくるというのは、毎月給料から天引きされてる税金が多すぎるというだけのこと。

国が勝手に多めに取って、あとからゴメーンって返してくれるだけのことなんですよね。
それなのに、人間心理というか、日本人は素直というか、妙に嬉しい気分になる年末調整還付金です。

今年の年末調整がらみで注意しないといけないのが、源泉所得税額の変更です。
来年の一月から、給料から天引きされる源泉所得税の金額が変わります。

源泉所得税が結構安くなるケースが多く、手取り給料が増えるんですね。
例えば、社会保険料等控除後の給料が20万の独身の人の場合。

毎月の源泉所得税は、8,400円から4,670円と4千円近く減ります。
何もしないのに手取りが4千円近く増える。こいつは嬉しいですよね~。

おおー!安倍首相さすが!!!って訳ではモチロンなく。
単に所得税を減らして、住民税を増やしただけ。

差し引きすると一緒なんですが、住民税の変わる6月まではなんとなく得した気分になれるかも。
年末調整といい、源泉所得税減額といい、ついつい目先のキャッシュに踊らされるのは人情ですね。