いやあ、驚きました。
自民党の議員有志が、“携帯電話税”などというものを導入すべく“携帯電話問題懇談会”というものを立ち上げたそうです。

ついにそんなモンにまで税金をかけるのか!と驚くばかりですが、その懇談会の会長に就いた中山泰秀氏の言ってることが良く分かりません。
昨年末頃のインタビュー記事ですが、以下のような発言をしておられます。

“携帯電話というのは電波利用料というものを払っています。”
“だけど電波って資源なんで有限なんです。”
“資源を利活用しているという共有の思いを、携帯を買って持っている我々が携帯1台につき、例えば毎月100円でもいいし1000円でもいい。携帯に税金を課しましょうということなんです。”

“携帯税には犯罪抑止効果もあるわけです。”
“携帯を使った犯罪ってたくさんあります。”
“これを補足することができるようになります”

う~~ん、なんのこっちゃ・・・。

電波という有限な資源を使っているという、“共有の思い”???
そんな意味不明な思いの為に、月に1000円も税金取られるのってどうなんでしょう。

携帯税には犯罪抑止効果が有る???
携帯の使用料が上がると、携帯を使った犯罪は減るんですかねえ。

携帯に税金をかけることと、携帯を使った犯罪を補足することは、何の関連性も無い気がしますが。
要は、税金は取れる所から、取り易いところから取りましょうってのが本音でしょうが、こうやって綺麗事で意味不明の説明をしようとする政治家は、本当に信用を失っていくような気がします。

税収が足りないんで、安定して課税できそうな携帯電話に税金をかけさせてください、お願いします!、と素直に言ってくれたほうが、まだマシです。
この中山さんは大の車好きらしく、自動車税の引き下げのバーターということで携帯電話税を推しているようですが、国会議員としての素養はどうなんでしょうって気がします。