子供の頃、ワイロを渡すのは悪い事だと教えられました。
昔の時代劇では、悪代官にワイロを渡す悪徳商人のシーンってよくありましたよね。

悪徳商人・・・“御代官様~、これはほんの気持ちでございまする~。”
悪代官・・・“越後屋~、そちも悪よのう~”
時代劇では、正義の味方のお奉行様にこのワルい人達はやっつけられます。

しかしながら、現代では、ワイロ(政党等寄付金と綺麗な名称で呼んでいます)を正々堂々と渡しても良い制度になっています。
しかも、ワイロを渡すと、その人の税金が安くなります。
(ケースによりますが、寄付金額の30%程度税金が安くなります)

一応、法律の条文上あからさまなワイロはダメで、“その寄附をした人に特別の利益が及ぶと認められるものを除く”と書いてあります。
でも実際のところ、政党や政治資金団体に寄付する人って、全く何の見返りも無く寄付してるケースってあるんでしょうか?

普通に生きてる人が政治資金パーティーとか行きます?
サラリーマンやってて、○○党に寄付しよう!、とかって考えます??
通常の日常生活の付き合いの中、皆さんの周りにこういった政党等に寄付している方っていらっしゃいますか???

わたしの頭が古い時代劇に染まっているせいかもしれませんが、悪代官とズルい商人のシーンばかり浮かんできます。
政治家と癒着して利権に乗っかって生きている人以外、政党や政治資金団体に寄付する人なんて日本ではほとんどいない気がするんですがね。
(宗教的な理由のケースはあるかもしれませんが)

で、今回ニュース等でこの制度が取り上げられているケースはさらに悪質です。
自民党の国会議員さんが政党からこっそりキックバックされたお金を収入に全く計上せず、その上、自分が所属する政治資金団体等に寄付して自分の税金を安くしているんです。

このキックバックの名目や内容はよく分かりませんが、本来、お金貰ったら収入として所得税か贈与税を納めないといけないのが原則です。
そこをごまかしたうえでさらに、その収入を政治資金団体に寄付して所得税を安くするとか、どんだけ悪代官やねんって話です。

正義の味方のお奉行様・・・、現代にはいないんですねえ・・・。