ついに安倍さんが総裁になり三役も決まりました。
政治には関心がない私ですが、今後の消費税の行く末は気になります。

安倍さんは、まず歳出の削減ってことで、増税に関しては明確にコメントしてませんが。
消費税が2桁になるのは時間の問題な訳で。

世の中の主婦の方々が、生活費が上がって大変とおっしゃってるのは十分わかるんですが。
中小企業の社長さん達はもっと青ざめてるかもしれませんねえ。

例えば売り上げが年間3千万円(月の売上250万円)のサービス業なんかの場合。
今の5%の税率で、年間でおよそ75万円くらいの消費税を納めるケースが平均でしょう。

これがもし消費税10%になったら、150万円。
もし15%になったら225万円・・・。(あくまでも概算、おおよそですが。)

月の売り上げが250万円程度の事業者が225万円税金納めろって言われてもねえ・・・。
(実際は中間納付があって、一気に250万納めるってことは少ないでしょうが)

消費税ってのは売上げに上乗せしてるんで、たんに預かった税金を国に納めるだけってのが建前です。
だから増税しても、お客さんから預かる税金が増えるだけで、事業者の負担はそう変わらないってのが理屈です。

とはいえ現実はいろいろ厳しいと思うんですよね。
小売業等なら、増税分を価格に上乗せしても理解は得られやすいでしょうが。

サービス業の価格って、あってないようなものなんで、消費税分を上乗せってしにくいでしょうねえ。
そうすると、増税分はある程度自己負担って事が現実になっちゃいます。

いやいや大変な時代です。
国の借金が恐ろしい事になってますから、なんとかしていかないといけない訳ですが。

まず安倍さんには、歳出の削減を真剣に取り組んで欲しいと改めて思うのでした。