昨日、来年度の税制改正の大綱が決まりました。
先週このブログで書きましたが、少しもめるかと思ったサラリーマンの給与所得控除の減額が、あっさり決まってしまいました。
年収が1千万円超の人は増税になりますが、このくらい貰っている人って、全サラリーマンの3.7%くらいだそうです。
この程度の人数の人の不満だったら選挙にはほとんど関係ないので、意外と簡単に決まったというところでしょうか。
で、この改正による税収の増加は500億円から1100億円程度。
5%の引き上げで10兆円といわれる消費税のボリューム感に比べると、“金持ちもきっちり増税して税金取ってますよ~!”アピールだけのために、ごく少数の人を槍玉にあげている感じは否めません。
たくさん稼いでいる人の税金の負担が重くなるのは仕方ないですが、いかにも世論目当てのアピールのためだけの改正いう気がします。
その他の項目を含めて、企業減税、個人増税、の色合いがちょっと強い今年の税制改正大綱でした。