先月末、国税庁から平成28年分の確定申告の状況等について発表がありました。
今回確定申告書を提出した人は2169万人で、そのうちマイナンバーを記載していた人は1800万人ほど、およそ83%の記載率だったそうです。

法的には記載する義務があるので、本来は100%が当たり前なんですが、
“記載していなくても罰則が無い!”
“記載していなくても税務署は受け付けてくれる!”
という話が事前に広がっていたわりには、結構高い記載率に感じます。

ただ、そもそも確定申告書にマイナンバーを記載しない意味(メリット?)って、ほぼ無いように思います。
なぜなら、税務署は元々国民全員のマイナンバーを知っていますし、法的にもマイナンバーを調べて利用出来る立場にありますので。

申告書に番号の記載が無くても、税務署がその気になれば、その人の住所氏名生年月日等でマイナンバーはすぐに調べられるでしょう。
“税務署にマイナンバー隠しておいたら税金逃れられるかも・・・”、という発想は意味ないでしょうね。
(じゃあ、隠し口座のある民間の銀行や証券会社にマイナンバーを伝えないのは意味あるんじゃない?、と言う人もいますが・・・)

ま、なんだかんだ言っても、結局、日本人は真面目な国民だなあ、と改めて思った数字でした。