先週、長らく愛用しておりましたドコモのブラックベリーから、auのiPhoneに買換えてしまいました。
正直、買換えの必要性は感じていなかったのですが、大バーゲンセールを見て、これは買換えないと損やがな!、と思い切った次第です。

今までも携帯ショップや電気屋さんの前で“キャッシュバック還元中!!!”という大きな看板を見たことは何度もありましたが、よくよく内容を吟味するとそれほどお得な話ではありませんでした。
なぜなら大抵の場合、2年間毎月高額な電話料金を支払うのが条件になっており、2年合計で最低17~8万円の支払いが必要になる事が多く、最初に数万円キャッシュバックして貰っても、トータルでは結構な負担になります。

ところが最近はドコモを含めたキャリアの競争が激しく、今年の3月のスマホのバーゲンセールは異常と言えるほどの加熱ぶりでした。
残念な事に、このキャッシュバック祭(?)は3月の中旬で事実上終わってしまっており、確定申告で忙しかった私は完全に乗り遅れてしまいました。

その為キャッシュバックはほとんど無かったのですが、それでも3月末ギリギリに人気のiPhone5sを一括0円で契約出来たので満足です。
(実質0円というのは最近では当たり前ですが、本当に端末をタダで貰えるのを一括0円と言うそうです。)

聞く所によると、3月の前半頃では、このiPhone5sが一括0円プラスキャッシュバック6万円といった投売りの状態だったそうです。
定価7万円相当のiPhoneをタダで貰えて、しかも6万円もキャッシュバックして貰えるなら、2年間で相当額支払ってもお得です。

相当額と書いたのは理由が有って、実はiPhoneの場合、一定条件で契約をすると2年間は毎月2,800円ほど使用料を値引きしてくれるという特典があります。
さらにこの時期は学割と言って、家族に学生がいると3年間毎月1,000円弱値引きしてくれます。

ですから、通常は上記のように2年で20万円近い支払額になるのですが、2年間で9万円余り引いてくれるので支払額は10万円かからないで済むケースもあるんです。
7万円のiPhoneタダで貰って、6万円キャッシュバック貰って、普通にスマホを2年間使って、支払額は10万円くらいって・・・、どうなってんの・・・。

こんな無茶苦茶なバーゲンをして携帯電話会社は大丈夫かいな?って思いますよね。
でも、ドコモを含めた大手3社の営業利益は、なんと合計2兆円を超えてるんです!!!

早い話、元々の料金が高すぎて、3社ともボロ儲けしてるんですな。
真面目に同じ携帯電話会社に支払い続けているお客様は冷遇され、携帯会社をコロコロ変える人にキャッシュバックして優遇するこの仕組み、どうなんでしょうねえ。