衆議院選挙は事前の予想通り、自民党の圧勝、民主党の惨敗に終わりました。
ただ、自民、公明を合わせて衆議院の3分の2以上である325議席を確保したのは、予想以上の圧勝っぷりだったように思います。  

何かにつけ世論が一方方向に一気に流れてしまう昨今ですが、今回もそれが如実に出た感じです。
この現象はまさに3年前に、自民党への不満票をかき集めた民主党の圧勝と同じ構図です。

安倍総裁自身が言っているように、自民党が信任を受けたのではなく、民主党への不満票が地滑り的に自民党へ流れたというのは、その通りでしょう。
ただ地滑りの受け皿は、本来であれば維新といった第3極とよばれる政党のハズだったのに、何故国民は3年前大嫌いだったハズの自民党に投票したのでしょう?

最大の原因は、維新を中心とした第3極の選挙前のドタバタの離合集散劇に、国民がイヤ気をさしてしまった点でしょう。
その上、“日銀法を変えてでも金融緩和を断行する!”等々の安倍総裁の選挙前の発言(暴言?)が、ラッキーパンチ(?)で円安を促し株価が回復するという奇妙な現象が起きたおかげで、なんとなく“自民党だったら景気を良くしてくれるかも”と国民が思ったのかもしれません。

前回のブログで書いたように、“脱原発”と叫んでばかりのKYな党首ばかりの中、国民の最大の関心事である景気対策(円高是正等)にピンポイントで反応した安倍さんの発言は、少なくとも、ラッキーパンチ以上の結果を出したのは明白です。
安倍総裁には、このラッキーパンチが単なる偶然のカウンターではなく、狙い済ましたパンチであることを今日から証明して欲しいと思います。

などと書きつつ・・・、
取り敢えず、円安、株高になって、
なんとなく来年は良い方向に向かいそうな明るい気分になってる私は、
やっぱり単純で流されやすい日本人なんですかね???