福田首相の突然の(?)辞任劇以来、なんだか自民党の総裁選が盛り上がってきました。
当初は、”麻生さんで決まり”みたいな雰囲気だったのに、意外な名前がポコポコ。

防衛大臣辞任で一気に女をあげた、小池百合子さん。
石原都知事のお坊ちゃま、石原伸晃さん。

髪型の微妙な、与謝野馨さん。
この4人で打ち止めかと思ったら、まだ出そうな雰囲気も・・・。

いやあ、なんだか面白い事になってきましたね。
自民党の総裁選は、事実上の日本の首相を選ぶ選挙です。

今までも”○○戦争”などと呼ばれ、権力争い、派閥抗争の縮図でした。
今回は当初、自民党には人材が居ないと言われ、白けた選挙になりそうでした。

ところがフタを開けてみると、出るわ出るわ。
麻生さんは元々”首相候補”と言われ続けてきた人ですが、

その他に名前が挙がってきたのは、え???あなたが日本の首相!?的な人ばかりな気もします。
でも良いと思うんですよね。

今回の候補者乱立は、単なる権力争いだけではなく、経済政策の違いによる”政策論争”の側面も見せてますので。
自民党が、支持率回復の為に国民へのアピールを必死でしている”選挙ごっこ”の側面は大きいにしても、です。

誰がなっても自民党の政策はそう変わらない、という従来に比べると、
”この人が首相になったら、景気対策でまたバラマキがふえてウハウハ!”とか。

”この人が首相になると消費税が早く上がりそう!”とか。
”この人なら、古い官僚と戦って財政再建してくれそう。”とか。

見ていてちょっと面白いですね。
政党として”党首選びのパフォーマンス能力”は、民主党ではなく自民党の圧勝のような気配です。

なんだかんだ言っても、自民党ってのは”広告宣伝”が上手なんですかねえ。