昨日、アメリカの格付会社S&Pが日本の長期国債の格付けを引き下げました。
この件について、官邸で記者団から質問を受けた菅首相は「今、初めて聞いた。本会議から出てきたばかりなので。そういうことに“疎い”ので改めてにさせて下さい。」と言ったそうです。
この発言が野党から大きな批判を浴びています。
首相たるものが、自国の国債に関する問題に“疎く”ては困る!という話です。
まあ本当に菅首相が国債の格付に関して“疎い”としたら、エライこっちゃな話ですが・・・。
少なくとも鳩山政権時代には、財務大臣を勤めていた人です。
当時から借金漬けのこの国の状態に危機感を覚え、首相就任後は財政再建、増税路線に踏み込んでいる張本人です。
どの程度の見識があるかは分かりませんが、国債の格付の引き下げに本当に“疎い”ハズはないでしょう。
要は言葉の選択を誤った失言にすぎないと思うのですが、結構叩かれています。
総理大臣の発言は重いとはいえ、記者相手のこの程度の失言がここまで大きくなるというのは、菅政権もいよいよメディアに見放されつつあるという事かもしれません。
メディアを敵にしてしまった政権は長くは持たないでしょう。
また近いうちに日本の首相が交代するような事態になったら・・・。
さて、日本の国債の格付は上がるのか、下がるのか・・・。
菅さんに予想を聞いてみたいですね。