ニューヨーク州の最近の調査で、無作為に選んだ3000人にコロナにかかったかどうかの抗体検査を行ったところ、約14%の人に抗体が確認されたそうです。
つまり、既に人口の14%もの人が、知らないうちに(?)コロナに罹患して治っているかもしれないと言う事です。

まだデータは限定的で、実態把握にはより調査の拡充が必要との事ですが、これはポジティブに捉えたいニュースです。
日本ではPCR検査の数が少ない事がずっと批判されていて、本当の感染者数はもっと多いのではないかという事がネガティヴに報道されがちです。

しかしながら、この調査結果や、日本での毎年のインフルエンザの感染者数が1000万人レベル(死者は毎年数千人)でいる事を考えると、既に日本でも、治癒者を含めたコロナ感染者数は数百万人レベルで居てもおかしくない気がします。
ニュースで、遂に感染者数が1万人を超えた!と聞くと不安感も増しますが、コロナを既に克服した人も含めれば、1万人はそもそもゼロが2つくらい少ない数字で、その数字を日々大々的に報道する意味があるのかなと思います。

集団免疫まではまだまだ遠いかもしれませんが、実際の感染者数を考慮すると、現実的な致死率も言われているよりはずっと低い値でしょうから、その辺りをきちんと認識すれば正しく恐れるマインドが持てるように思います。
モチロン高齢者や持病を持たれている方にとって非常に危険な感染症である事は間違いなく、またそういう方を含めて周囲の方へ感染を広げない行動は極めて重要です。

しかし、滅多やたら不安を煽ってばかりの一方的な報道は国民のメンタル面でもマイナス要素が多く、正しく冷静に恐れるように国民に事実を伝えて欲しいと思います。
不安感が過剰に増えると、普段は自宅で寝て療養するだけのレベルのちょっとした熱や咳でも病院へ行きたくなるはずで、医療崩壊を助長する事になってしまいます。

まあ、きちんと説明しても聞かない一部の人々に対しては、散々脅かして従わすしかない現実もあるのでしょうけど・・・。