今週国税庁から、大阪市中央区心斎橋周辺エリアの路線価を減額補正する事が発表されました。
激甚災害以外の理由で路線価の引き下げが行われるのは、制度が導入されてからの65年間で初めての事だそうです。

コロナの影響による大阪ミナミの土地暴落は、阪神大震災や東日本大震災といった天災並みということでしょう。
関西在住の方はご承知かと思いますが、今回引き下げられたエリアは、大阪ミナミのインバウンドで思いっきり盛り上がっていた場所です。

一昨年前までは、街を歩くと本当に日本ではない位に外国人が多かった地域ですので、“コロナの影響を日本で一番受けた場所!”と国税庁がお墨付きを与えてくれたようなものですね。
今回の補正は7~9月の相続税額等の計算に影響しますが、その後の10~12月の相続税等についても、これらの場所に加えてミナミのさらに広いエリアと名古屋の錦3丁目も補正が入る予定です。

関東エリアが入らないのは意外ですが、大阪のミナミがいかにインバウンドに沸いていたかよく分かる話ですね。
詳細は国税庁のサイトご覧ください。