本日から、コロナの影響でで売上が激減した事業者への″持続化給付金”の申し込みが始まりました。
対象となるのは、2020年1月以降に売上が前年同月比50%以上落ち込んだ月がある中小事業者で、給付金は最高200万円(個人事業主は100万円)です。

この給付金制度、事前情報は結構前からいろいろありましたが、国会を通過したのは昨日です。
昨日国会を通って、もう今日から経済産業省は特設サイトオープンし、実際に申込が可能になっています。
特設サイトはこちら

そして、基本的にオンラインで必要事項入力や必要書類をアップロード(PDF形式等)すれば申請が完結し、早ければ2週間ほどで口座入金するという、お役所仕事とは思えないほどシンプルで割り切ったスタイルです。
一度でも経験した人は分かると思いますが、この国で助成金や補助金を貰おうと思ったら、やたらめった多くの書類を作成して、エビデンス資料も一杯添付して、細かい書式体裁を整えた上で提出する必要が有り、給付までも物凄く時間がかかります。

オンライン申請だけで完結し(必要書類もたった3種類!)、2週間後に口座振込なんて信じられません。
正直、こんな簡単で良いのか?と思わなくもないですが、詐欺や虚偽申請といったリスクを恐れず、とにかく早く苦しんでいる中小企業に現金を渡すという一点に絞った結果でしょう。

国会議員や閣僚たちがチンタラ議論している間に、さっさと先回りしてサイトやシステムを構築しつつ、国会通る前から日々情報発信していましたしね。
コロナに関する国の動きについては、″とにかく遅い!”、″ケチってる!”、とボロカス言われていますが、この持続化給付金についての経済産業省のスピード感やリスクテイクする姿勢は素晴らしいと思います。

いや勿論、そうは言っても、突っ込みどころはいろいろあります・・・。
今日も申込が集中してサイトがダウンしたり、確認したい事項があって電話しても永遠に繋がらないとか、一般の方には内容が分かりにくいとか、きっとまた文句言う人一杯出るでしょう。

でも多分、経産省の官僚の人達、寝てないんじゃないかなって思います。
コロナでも給料の減らない公務員が~!とか世間でボロカス言われながら、きっと必死で仕事してると思います。

医療従事者の方々への感謝は皆様言われておりますが、ヒール役ばかりやらされてる官僚の人へも感謝をしないといけないなあと、本当にそう思いました。
このブログでは普段、中央官僚の方々への批判ばかりを書いておりますが、反省です。

経済産業省の官僚の方々!
ありがとうございます!!
コロナが治まるまで、頑張って中小企業を応援してください!!!

でも、厚生労働省は相変わらずな感じかなあ・・・。
雇用調整助成金の申請、簡素化したと言いつつ・・・、中小企業にはハードル高すぎ・・・、まさに絵にかいたモチ・・・。