消費税の10%増税に関し、食料品等についての軽減税率導入を巡って新たな動きが出てきました。
当初はマイナンバーカードを利用したキャッシュバックシステム(?)を財務省が提案したのですが、各方面で大反対にあった為断念し、当初の予定通り複数税率で実施することを目指すようです。

今回は安倍総理の口からそのような方向性が示されましたので、財務省案と違って覆ることは無い様に思います。
ただ、従来より複数税率の実施には多くの課題も指摘されており、具体的な方法論はまだ模索中のようです。

言いだしっぺの公明党が“簡素な方式”とやらを提案しておりますが、簡素な方式にしてみたところで、やはりレジ機械の更新や事務処理の複雑化によるコスト増加は避けられそうになく、中小事業者にはキツイ話でしょう。
5%から8%の引き上げように単純なソフト上の設定変更だけで済む話なら良いですが、ハードの物理的な改良や新たな機財の導入も伴う可能性があるとなると、キツイどころの話ではないですね。

あと一年半ほどに迫った実施期限までに、日本中のレジ機器等を改良(新調?)するなんて、物理的に無理なんじゃないの~、と思うのですが・・・。
そこでこの際、思い切って、複数税率じゃなく、単純に、食料品は非課税!!!、ってしちゃったらダメですかね???

財務省は税収不足になると言いそうですが、10%に上げた所でまだまだ足りない訳で、どうせまた将来上げざるを得ないんですから(決め付けてはイカンかな・・・)。
今回は思い切って一旦食料品ゼロ!!!にして、今後は食料品以外をグイグイ上げていくという感じでどうでしょう???

と、真面目に思うくらい、あと一年半で実施にこぎつけるのはかなり道のりが険しい複数税率の導入だと思う次第です。