3月31日に、平成27年度の税制改正関連法案が国会で可決成立しました。
4月から施行される重要な法律が、3月31日に成立するっていうのはなんとも言えませんが・・・。

ただこれで、消費税10%への引き上げ時期は2017年4月に確定しました。
昨年末の衆議院選挙の結果を受けて、事実上、消費税増税の先送りは決まっておりましたが、法律として確定したのは、3月31日ということです。

民主党政権時代に消費税10%への増税は決まっていましたが、当時は“景気条項”というものが法律にくっついておりました。
これは、10%まで上げることに決めたけど、上げるタイミングで景気がめっちゃ悪かったら再検討します、というものでした。

今回の法律改正で、この景気条項というものは削除されました。
その為、景気の状況如何にかかわらず、2017年4月から消費税は10%に引き上げられます。

景気の状態を見て臨機応変に、というのも大切な事ですが、国会で一旦上げると決めたのなら、きちんとスケジュール通りに上げるというのも大切かと思います。
正直言って、身を切るくらいの行財政改革をロクにしないで、消費税だけを引き上げるのは大反対ですが、コロコロ予定が変るのも困りますので。

昨日、とある自動車ディーラーさんとお話をしていても、
“来年の4月から消費税がまた上がるかもしれないんで、買い換えるならその前に!”
みたいな話を聞きました。

家や車を購入予定の人にとっては2%や3%でも大きな金額になりますので、法律がコロコロ変って誤解をしてしまうと大きな影響が出ます。
と、言う事で、再確認。

消費税が10%になるのは、来年ではなく、再来年の4月、2017年4月からです!