消費税が3%増税されて2週間余り経ちました。
お店で買い物をする毎に“あ~、消費税上がったんだなあ”と実感が沸いてきます。

ただ、今回は3%の増税なのに、なんだか突然8%も買い物の値段が上がった気分になった人も多いかもしれません。
なぜなら、今回の消費税の増税に合わせて、2017年3月までの特例として、商品の値段の表示を税抜価格で表示(外税表示)しても良いことになったからです。

従来、商品の値段は税込での価格表示が法律で義務化されており、補足の情報として税抜価格等を示していただけでした。
それが、今回は2段階で消費税が上がるため、表示をいちいち変えるのも大変でしょうということで、外税価格での表示が容認されております。
(一定の条件はありますが)

その為、スーパーなどでの値札を見ると“税抜価格○○円、+税△△円”といった表示を良く見かけるようになりました。
例えば、今まで税込1980円だった商品が、

税抜価格1886円、+消費税150円、
とか、
本体価格1886円、税込価格2036円、
といった感じです。

こういう表示をみると、8%分の消費税額が結構頭にささってきません?
本当は3%の増税なのに、突如8%の消費税がかかってきた錯覚にとらわれません???

税理士のクセにそんな気分になるのは私だけなのかもしれませんが、かつて、税込表示を義務化した国税庁はエライなあと(皮肉です)しみじみ思う今日この頃です。