一般的なサラリーマンの方は、前年の所得に対する住民税を、翌年の6月から翌々年の5月までの一年間に給料天引で納めます。
毎月の給料から勝手に(?)天引されるので気づかない方も多いかもしれませんが、天引額は毎年6月に変わっているんですね。

その為毎年6月初め頃になると、社員さんの住んでいる市役所から会社に対して“○○さんの給料からこれだけ住民税を天引してください”という通知がきます。
会社はその通知に従って、6月の給料から所定の金額の住民税を天引し、7月10日までにその天引した税金を市町村へ納めます(銀行で払う)。

前年から勤め続けているている社員さんの場合、前年の年末調整の数字を会社から市役所へ報告していますので、この一連の流れで何の問題もありません。
しかし、年が明けてから中途退職や採用をした社員さんの場合、その状況報告や税金の徴収関係について、会社は市役所といろいろ連絡をとって事務処理する必要があります。

税理士としても、この時期はそういった事務処理に関連して市町村とやりとりする事が多いのですが、西宮市役所の税務部の仕事の速さには驚かされます。
先月も2件ほど西宮市へ変更等の電子申請を出したのですが、朝に届出を電送すると2件とも夕方には確認等の電話がかかってきました。

先月に限らず今までも、大体翌日には何らかのリアクションがあります。
大阪や兵庫の他の市町村ともこういったやり取りをよくするのですが、通常は2~3日から1週間くらいしてからでないとリアクションはありません。

電子申請なのでデータ等はすぐに役所に届くはずですが、やはり事後処理をするのは人間ですので、相応の時間はかかるのだと思います。
“西宮市役所はヒマなんじゃないの~”という意地悪な見方をする人もいるかもしれませんが、電話の応対や仕事内容への理解をみるに、いやあ皆さん優秀で仕事が早いんだろうなあと感じずにはいられません。

今までこのブログで西宮市役所や公務員さんに批判的な話題も結構書いてきましたが、今回は素直にその仕事ぶりを評価したいと思います。

あ、でも・・・、直接関係ない話ですけど・・・、

西宮市役所の東隣に今建設中の地上12階地下1階のでっかい建物(市役所の第2庁舎)、

地上61.9メートルって・・・、あんな凄い建物は必要なんだろうか?、

あれはさすがに税金の無駄遣いっぽいよなあ・・・、

あ、いや、市役所の中の人の仕事っぷりと全然関係ない話ですけどね・・・。