昨年度の国の税収が過去最高の71兆円になったそうです。
コロナも落ち着いて景気が緩やかに回復してきている中、消費税増税をメインとしたこのところの増税策がじわじわ効いてきているのでしょう。

過去の税収額を振り返れば、1998年から2013年までの15年余りの間で50兆円を超えたのは2回だけです。
(その2回も50.7兆円と51兆円)
その頃の最低だった2009年には、38兆円にまで落ち込んでいました。

その当時を思えば、これでようやく日本も歳入と歳出が近づいてくるのでは・・・、という安易な妄想が沸くのですが、
昨年度の国家予算は知らぬ間に(イヤ知ってたけど)114兆円にまで膨れ上がっております。

おーーい!
せっかく税収増えても、それ以上に使いまくってるやん!!!
って話です。

岸田首相は、
防衛予算の為に増税!
少子化対策のために増税!
と何でもかんでも税金増やせばいいと思っているようです。
“責任ある財源”などと言ってますが、国民からすると無責任で気楽な増税論にしか聞こえません。

そもそも税収が70兆円有れば、それだけで国を回していけないんでしょうか。
それほど昔話ではない平成の始まった頃、毎年の予算は70兆円台で回っていたんですよね。

勿論その当時と比べると、高齢化による社会保障費の増大は理解できます。
高齢者への医療や福祉には、今後もますますお金かかりますよね。

でも少子高齢化が進むということは、税金払える人が今後ドンドン減っていく社会です。
足りないから税金を増やす、ではもう負担しきれないのが目に見えています。

これ以上国民の税負担を増やす政策ではなく、70兆円の中でやりくりする国家運営を目指して欲しいものです。