先週、アップルとサムスンの携帯電話の特許侵害に関する裁判の陪審員判決がありました。
判決ではアップル社の主張がほぼ認められ、サムスン社は損害賠償として800億円以上の支払を命じられるというものでした。

まだ地裁レベルの判決ですので今後の行方が気になりますが、両者は世界中で特許訴訟をおこしており、最大の市場である米国での判決の影響はかなり大きいものだと思います。
細かい特許侵害の中身はあまり詳しく報道されておりませんが、分かりやすいところでは、デザインが似てるという単純な話があります。

単純なだけに、逆に特許侵害かどうかの判断は難しいのかもしれません。
ただ多分、誰が見たってアイフォンと初代ギャラクシーは似てます。

が、似てるとは言っても、アイフォンと間違えてギャラクシーを買っちゃう人は皆無でしょう。
商品開発におけるデザインの重要性は十分認識しておりますが、多額の罰金払わなければならないほどの影響は無かったと思うんですが・・・。

むしろ、こういう身に付けるタイプの商品に関しては、人気商品の真似をしてるって結構マイナスな気がします。
真似をして安価に作られた商品を持っていると、ちょっと恥ずかしい気になるのは日本人だけなんでしょうか。

個人的には、サムスンももう少しデザインを変えて作っとけばこんなに怒られなかったろうに、と思わずにはいられません。
わざわざこんなに似せて作らなくったって、商品としてのパフォーマンスは高いんで、普通に売れたと思うんですけどねえ。